最近登場した精神疾患|新型うつ病と従来のうつの違いをリサーチ

従来のものとは違います

看護師

まずは自分をチェックする

うつ病は、日本国民の10人に一人は生涯のうちに、一度はそう診断される病だといわれています。そのため、誰でもなる可能性のあるものです。とはいえ、メンタルの弱さから発症されるものというマイナスイメージがあることなどから、うつ病であることを隠すことや、診断されても認めたがらない人が多いのも現状です。気分の落ち込みなどといった症状であることから、ちょっと休んで気分転換すれば治るとか、気合が足りないからなど軽く考えて放置すると、悪化して長期化してしまうことも少なくありません。また、最近増えているのが従来のうつ病とはタイプの異なる新型うつ病と呼ばれるもので、その症状も少し違っています。ゆとり世代に多いといわれる新型うつ病は、仕事などストレスの原因になる場にいるとうつ症状がでるものの、プライベートで自分が楽しいときには元気になるという特徴があります。そのため、仕事中に本当に具合が悪くなっていても、休みの日には元気に遊びまわっている姿をさぼりだとみられることも少なくありません。しかしながら、本人にとっては職場に行こうとしたときに感じる倦怠感や気分の落ち込みなどは、本当につらく感じているもので、その境界で苦しむこともあるでしょう。また、従来のうつ病と違う点としては、従来のうつ病では自分自身を責めてしまう傾向が強いのに対し、新型うつ病は何かあると他人のせいと思う傾向が強くなります。また、従来のうつ病は眠れなくなったり食べられなくなったりするものですが、新型うつ病は逆に、過食や過眠といった症状も見られます。そのため、ストレスに面しているときにはうつ症状を感じているのにかかわらず、反する症状があるのです。そのような特徴から、うつ病であるとは自分でも気づかないケースが多くあります。また、新型うつ病にははっきりとした診断基準がないため、正しい診断を受けるためには普段の症状をきちんと伝えることが必要になります。新型うつ病のように、その時によってうつ症状があったりなかったりするような場合は、普段症状が出るのはどのような時なのかなどを自分で把握しておくとよいでしょう。また、新型うつ病と診断されても、薬物治療が効きにくい場合が多いということは認識しておきたいところです。従来のうつ病の治療に使用されるのは、主には抗うつ剤などになります。しかし、思うように効果が期待できないとなると、カウンセリングなどの治療が基本になっていきます。元気な時間があるがゆえに軽視されやすいですが、自殺のリスクはむしろ従来のものより高いともいわれているのが新型うつ病の恐ろしい点でもあります。精神科や心療内科などの受診は気が進まないなど考えずに、少しでも症状が軽いうちに正しい診断を受けて治療を開始することが大切です。治療には時間がかかる場合もありますし、良くなったと感じても症状が再発してしまうことも珍しくありません。症状の出方に一喜一憂せずに信頼する医師をみつけて、今行っている治療を信じて続けていくようにしましょう。休暇を取っているような場合にも、復帰のタイミングは自分で安易に決めずに、医師に相談してあせらずにゆとりをもって決めていくようにしましょう。

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